故障の場合は、修理費して使えるならそれでいいですが、寿命を迎えてしまった機器は買い替えしかありません。特に給湯器は大きくなると結構高くつきます。
そこで、この際オール電化にしてしまって給湯器だけでなくガスコンロもIHクッキングヒーターに買い換えてしまおうというケースも多いようです。
ただ、気になってくるのが予算の問題です。憧れのオール電化デビューをするには、リフォームにどのくらいの予算が必要なのかということになります。どんなものでも機能性が高まれば当然値段も高くなるわけです。IHクッキングヒーターやエコキュートも例外ではなく、機能によって価格にはかなりの幅があります。
まず、IHクッキングヒーターの場合、本体価格がざっと10万〜30万円程度と、ガスコンロ撤去などの諸経費を込めて、別途工事費が5万〜10万円くらいかかってきます。ガスコンロをビルトインタイプのものに取り替える場合、本体価格が同じく10万〜30万円くらいです。ですが、ガスコンロのほうは割引率が非常に高いので、現実的には工事費込みで10万〜20万円で済むでしょう。
次に給湯器ですが、エコキュートの本体価格が40万〜80万円程で、諸経費を含めた別途工事代が10万〜15万円くらいかかります。ガス給湯器の場合10万〜40万円くらいですが、こちらも割引率は高く、実際には2〜5割くらいはお安くなっているようです。
こうしてみると価格の差だけなら、ガスのほうに軍配があがります。
しかし、オール電化にするということは、火事ややけどに対する不安からは解放され、安心が手に入りますね。また、オール電化の場合、ランニングコストの削減が期待できるので、長い目で見ればもとは取れるでしょう。
ということで、設置にかかる出費をおさえてガスにするか、安心安全と今後のコスト削減で元を取ることでオール電化に踏み切るかといった選択になるようですね。