確かに、オール電化の家は停電になると、調理は出来なくなるし、暖房機器も使えなくなるいうことは起こってしまいます。
しかし、オール電化でない家は大丈夫かというと、一概にはそうではありません。最近では、ガスコンロを使用している家庭でも、最近は電池ではなく電源を必要としているものが増えてきています。この場合、電気を使用するので停電になるとやはり使えないのです。
ガス給湯器の場合でも、点火に電気を使用していると使えません。石油ファンヒーターもしかり、最近の電話機にしても同じです。停電時には使えなくなります。
ということは、オール電化であってもなくても停電になってしまうと、同じということになります。いまやエネルギー源を電気としない機器でも、ほとんどのものがどこかで電力を必要としているわけです。
停電になってしまっても、電気の復旧の速さはかなり早いです。あれだけの被害をもたらした、阪神淡路大震災のとき、ガスや水道に比べていち早く復旧したのは電気でした。新潟中越地震のときも、圧倒的な速さで電気は復旧しています。
そう考えると、オール電化の家のほうが災害時には有利なのかもしれません。