近年、オール電化のマンションは増えてきているようですが、全体的にはまだまだ低い割合のようです。
オール電化マンションで多く見られるのは、高層マンションです。集合住宅というのはやはりガス漏れや火災は怖いものです。とても危険です。安全といった意味でも高層マンションに多いということは納得できます。
オール電化マンションの普及が遅れている理由としてはすでにあるマンションをオール電化マンションにリフォームするのが難しいといったことがあります。
オール電化の設備は、200ボルトの専用線が必要です。200ボルトが部屋まで来ていなければ、引き込みをしなければなりません。これは個人個人でやるのは無理があるでしょうし、マンション全体でやるとなったらコストもかかることから住民全体の合意も必要でしょう。
こういったことから、オール電化マンションに住むには、オール電化マンションの物件を選ぶことが、一番簡単な方法ですね。
オール電化マンションを建設するには、普通のマンションに比べてコストがかかります。コストのかかるオール電化マンションを業者が作りたがらない、ということもあってあまり普及しないのです。マンション業者にとっては、従来型の電気とガス併用のマンションを建設する方が、コストが抑えられ、マンション価格も安くできるという事情があります。
しかし、オール電化の住宅自体が増えているので、これからオール電化マンションの数は増えていくかもしれません。